新撰組事業の失敗と住民監査請求

新撰組事業の失敗と住民監査請求

「ＮＨＫの大河ドラマで町おこし」、市は新撰組事業を「ビジネスチャンス」と飛びつきました。 ２億７千万の予算を組み、ＮＨＫエンタープライスにまる投げともいえるようなやり方で進めたのです。 ６０万人と見込んだ入場者数は実際は１８万人余。結果、１億２千万の赤字をだし、 議会でも「民間だったら、市の最高責任者は更迭もの」とまでいわれました。 結局誰も責任をとるわけでもなく、ＮＨＫエンタープライスだけが大もうけ。 ＮＨＫエンタープライスにうまく乗せられただけだったようです。 あまりの杜撰なやり方に、１億２千万の補正予算の監査請求をした市民がいました。 新聞にも出ましたが監査委員会は「補正予算は違法ではない、しかし市民の信用を著しく失った」という 回答だったそうです。 余談ですが、弁護士、議員の２名で構成している監査委員会も行政よりの、 それも１０年以上委員を続けている方だそうで、監査委員会そのものが、 市民からの監査請求に果たして公正な判断ができるのか疑問です。