市報『ちょうふ』への有料広告掲載の問題点
私は今、長友調布市市長の市政に大きな?を感じざるを得ません。前回の市長選では、調布市の変化を期待して、指示しましたが、浅はかな、ポリシーの無さには、いささか驚くばかりです。
財政上の問題であらゆるものを民間委託していく事は、今後大きな禍根を残していくことになるでしょう。
「安くて効率的」という口上で民間委託するのは、国内の勤労者をリストラして、労働力の安い海外に工場を移すと同じこと。
利益を得る為には「何でもあり」の発想と同じ。
工場の海外移転の結果は、工業が流通業に成り下がり、技術は海外に盗まれ、ボロボロになった会社が多いのが現実です。
目先のことしか考えられない。全く同じです。民間が「安い」ということは、その民間なる会社は低賃金のパート労働者を手配する手配師にすぎないということ。それと同時に、現在の市の体制が非効率的と自ら認めるもの。いかに効率的に市民にサービスするか、市民サービスのために何ができるかを考えるのが市長の役割。年間いくらの市長報酬を得ているか知らないが、いっそ市長職を民間委託した方が、ずっと効率的になるのだが・・。
市報『ちょうふ』への有料広告掲載問題ついても
しかりです。
「まじめにやっていても広告も出せないお店も多い中で、広告料を払えるところのみを優遇する市政であってよいか」という疑問は誰もが抱くこと。
そこで、調布市長宛に次の質問状をメールしました。
調布市長への質問
7月5日付市報『ちょうふ』の「手をつなぐ樹」にて、市長の「市報発行の財源を得るために有料広告の是非とあわせ、ご意見をいただきたい」の記述があります。そこで先ず次の点について質問いたします。
(1)市報の印刷発注費はいくらか?印刷部数は?
(2)編集制作費(デザイン、イラスト料、原稿料など)
(3)市職員で、市報の編集担当者数は、専任は何名か?
(4)市報の市民への配布部数は?配布にかかる費用は?有料広
告の1枠の広告料は?市に納入される1枠の広告費は?
以上について、情報開示いただき、その上で私の意見を述べさせていただきます。(この回答結果について、また皆様にお知らせいたします。)
佐藤 彰
調布市からの回答
1 市報の印刷発注費は?印刷部数は?
7月5日号実績
印刷費 1,640,887円
印刷部数 117,500部
2 編集費 毎号201,600円
3 市報の編集担当者は5人で,全員兼任です。
4 市民への配布部数・配布にかかる費用は?
配布部数 約110,000部 (7月5日号実績)
配布にかかる費用 1,219,907円(6月20日号実績)
5 有料広告の1枠の広告料と市に納入される1件当たりの広告費は?
1枠当たりの広告料 30,000円
うち市に納入される広告費 24,600円
以上となります。
平成17年7月8日
調布市政策室広報担当
TEL0424-81-7301
佐藤氏から調布市長への再質問
7月5日付市報『ちょうふ』の「手をつなぐ樹」にて、市長の「市報発行の財源を得
るために有料広告の是非とあわせ、ご意見をいただきたい」の記述がありました。
これについて意見を述べさせていただくにあたり、その前に現在の市報発行費がど
れくらい要しているかについて、市広報担当に質問させていただきました。その回答
は、7月号実績で、印刷部数117,500部、印刷費1,640,887円、編集費201,600円、配
布費1,219,907円、市報編集担当職員5人(全員兼任)ということでした。有料広告掲
載費は1枠30,000円で市に納入されるのは24,600円とのことでした。
そこで、市報有料広告についての私の意見を述べさせていただきます。
市報に「市報の財源を得るために有料広告を掲載」するのは、「お金を得るために
は、前後見境なく何でもあり」という、その発想があまりにも安直過ぎるのではない
でしょうか。
「まじめにやっていても広告も出せないお店も多い中で、広告料を払えるところの
みを優遇する市政であってよいか」という疑問は誰もがいだくことです。非常に厳し
い経営を余儀なくされているお店が多い中で、どう公正に支援するのかというのは、
行政にとって大きな課題のひとつです。この点から、市長の有料広告に関する明
確な考えをお伺いします。
次に有料広告料金の問題です。発行費は配布費も含め直接経費が3,062,394円
という
ことですが、広告1枠分は(240枠入るとして)12,759円になります。ある新聞社
では、発行直接経費(人件費、管理費除く)の4倍が広告費基準となっていることか
らすると51,039円が適切価格となります。しかも税金で発行される公共媒体となれ
ば,さらに付加価値がつきます。ということは、広告掲載企業に税金を使って便宜を
計らっているということになります。
次に広告代理店として「くろすとーく」を使っていますが、これにはどの広告代理
店も参入できるのかどうか。どうもこの有料広告は税金を使って「くろすとーく」の
ために(毎月54,000円)やっているといわれてもしかたないでしょう。
「市報発行の財源を得るために有料広告の是非とあわせ」ということは、市民から
の意見によっては、有料広告を取りやめることもあるということだとおもいますが、
市長のご意見をお聞かせください。
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