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ふじみごみ焼却場建設計画

府中・調布・小金井の3市で長年使用してきた二枚橋焼却場が、老朽化のためにこの3月で取り壊され、新たに調布市は三鷹市と共同でふじみ地区に平成25年稼動を目指して焼却場建設が進められています。
関東村など、いくつもあがった候補地のなかでも、最も住宅が密集しているふじみ地区になぜ決まったのか、その選定過程は不明瞭なものでした。
長友氏が最初の市長選に立候補したときに、地元住民から出された公開質問状に「政策決定プロセスを徹底的に情報公開する」と約束して市長になったにもかかわらず、前市長のやり方を踏襲するだけで、場所の選定については「新ごみ処理施設検討委員会の答申を待つ」と結論を引き伸ばしました。
その「検討委員会」は前市長が作ったもので、行政寄りの人が多いように思われる構成でした。しかし、長友市長は、何のしがらみももたないゆえに、新たな検討委員会を作ることができた立場にいながら、また、選定過程から見直すと公約に掲げながら、選定に重要な役割を果たすであろう「検討委員会」をそのまま継続させたのです。その後の市民への説明会でも「検討委員会の答申を待つ」と繰り返すのみ。1年半後、検討委員会の答申が出されましたが、そこには建設予定地がふじみ地区だけでなく、6か所の候補地が上げられていました。しかも6か所の候補地はAからFまでの記号で発表され、市民はAからFがどこの地域か特定できず、市民の関心が高まらないのは当然でした。「なぜ地域名を出さないのか」という質問には「市民の無用の混乱を避けるため」と回答。その後6つの候補地からふじみ地区へ最終決定が発表されました。しかも最終決定は、行政内のプロジェクトチーム(市民は1人もいない)で行われ、委員会の傍聴も許可されず、選定委員会の情報公開も拒否されたのです。まさに、密室で決められたのです。
さらに、市内6か所の候補地の内、4箇所が東京都の所有地でありながら、東京都に交渉すらしていない事実も判明。「初めにふじみありき」をどうカモフラージュするかとしか思えない手法に「白紙撤回」を信じた地元住民の怒りは大きくなりました。


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